悪のほそ道~発達障害 アニメとプロレスと阪神を語る

発達障害の病状やら貧乏サバイバルやらアニメの感想やらプロレス感想、阪神タイガース感想などいろいろやります。

アニメにおける信賞必罰心得の条

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以前の鉄血の記事にて
「伏線回収と終わり方が重要」と書きました。
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今回はそれに通ずる話をしようと思います。

なぜ信賞必罰が必要になってくるのか?

己のイライラを解消したいがためでしょ?と思われるかもしれない。
しかし、なぜ信賞必罰だと皆が納得するのか?
欲には悪方向の欲だけではなく善の方向の欲も存在すると思うんです。
例えば「誰かの役に立ちたい」とか
「いいことしたい」「悪い奴が許せない」とか。
それを満たされないとなるとやはり怒りというものが大きくなる。
そこのところお客様心理を把握できているかということです。

そもそも悪逆非道を働く悪の物語における役割は?

ここ、みんな考えるべきところだと思うんですよ。
なんのために悪逆非道の悪が物語に必要なのかっていうの、
ここでもう少し考えてみませんか?

これはシリアス展開における鬱展開の役割にも通ずるのですが、
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本質的なところ、最後の最後で大逆転をする
誰もが納得する形で裁かれるための「伏線」の役割をも
担っているのではないのですか?

ゲスな悪を信賞必罰のもと断罪しないということはどういうことか?

この手の悪役の行動は物語における「伏線」の役割をも
担っていると書きましたが、何度もこのブログでも言ってるのですが、
伏線とはお客様と製作者との「約束」であり「契約」でもあります。
あまりそういうことには氣付かないかもですが、突き詰めれば
ここに行き着くでしょう。

ではなぜ「約束」であり「契約」なのか?
伏線がもたらすものは、「次の展開への期待」
ではないでしょうか?
見ている側としては「次は何が起こるのか?
この後どうなるのか?」という
考える時間が与えられるわけです。
こちらの予想を超えるのか?それとも予想通りの上で力で押してくるのか?
この話に限っては「このクソがどのように裁かれていくのか」
「主人公はこの悪党の仕掛けをどう乗り切るのか?を。

しかし、これが
「美しい死に方」となると「なんじゃそら?」
となるわけです。

これを破る行為はいわばお客様との「契約違反」であり、
作品の、ひいては製作者へ対する信用を失墜させることにも繋がります。

鬱展開が信用されなくなったのも、つまるところ
クリエイター氣取りが契約違反を繰り返して信用をどん底まで
落としたと言っても過言ではありません。

結局現状のアニメの状況はどうよ

当然怒りの矛先が製作者側に、委員会側に行くわけで、
そうなってくると「鬱展開はやめてくれ」と出資者が言うように
なってきて、作風の幅を大幅に狭めてしまう結果となってます。

その顕著な例がスマホ太郎や百錬などの勘違い無双ハーレムストレスフリー
異世界モノの台頭ともいえます。

そしてそれをよしとしない層はきらら系など
日常ソフト百合系難民キャンプに安住の地を求める結果と相成ります。

ここでも言うけどやっぱケツは拭け

シリアスバトルモノにおいて悪逆非道の悪を信賞必罰のもと裁くことは
アニメクリエイターとして物語のケツをきれいに拭くということです。

ケツを拭くか拭かないかで大方の評価が変わるのは
東大作文でも示されている通りです。

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感想(1件)

ケツを拭くことを甘く見るな岡田麿里大河内一楼

便所でお尻を拭く会長 ヌケサク一番

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